でん粉とは?
でん粉とは、植物の光合成によって作られる炭水化物です。代表的な原料は、キャッサバ(タピオカ)、とうもろこし、ジャガイモ、小麦などです。
使われている製品
でん粉の構造
でん粉粒はぶどう糖が直鎖状に繋がった「アミロース」と枝分かれ構造をした「アミロペクチン」で構成されています。
作物によってでん粉の大きさや形が異なります。
※アミロペクチンのみで構成されているでん粉はワキシ一種(もち種)と呼ぱれます。
でん粉の糊化と老化
でん粉には糊化(アルファ化)という老化という現象があります。
糊化とは加熱により水を取り込み、膨潤する現象で、加熱なしに糊化するでん粉をアルファ化(処理)でん粉といいます。
老化とはでん粉が水を離し、元に戻ろうとする現象です。
一般的にアミロースが多いと老化しやすい傾向にあります。
作物由来のでん粉の特性
原料作物によってアミロースとアミロペクチンの比率が異なり、これが食感に大きな影響を与えます。
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